ドイツ×日本

toto132006-05-31

やっぱ代表の試合はこうでないと。




ただ日本がボールをキープして一旦相手も落ち着いてしまうと得点の匂いが消えてしまうのはツライね。ボールポゼッションを高めて試合を進めるってのは金子達仁風に言うと「強者のサッカー」であって、これを日本が強敵相手にやっていくのはかなり難しい。得点の可能性が低いと言うだけでなく、自陣でボールを奪われる可能性も高いような。前線の選手が基点になれないからボールを中盤でキープするしかなくなって、「ボールを持たされてる」状態になってる。で、結局チャンスを多く作ったのは自陣に引いて守備からの手数をかけない攻撃、「弱者のサッカー」なわけよね。



どっちがいいってわけじゃないけど、俺にはジーコジャパンが前者を目指してて、結局後者に落ち着いたように見える。




でもこの形って昔の日本代表と似てない?あんまり進歩してないような。




幸か不幸か、日本の戦い方ってのはアジアと世界では違う。例えば欧州や南米のチームはW杯予選と本選では対戦する国のレベルはさほど変わらない。逆に日本はW杯アジア予選では殆どが格下で、W杯本選では殆どが格上。だからチーム作りに迷いが出て来るんだよな。


振り返ってみると、日本がいい試合をするのは殆ど格上相手。つまりボールを支配されてカウンターを主体に戦う時ね。欧州でのアウェー戦が多い。逆に格下とかキリンカップでぬるい相手とやる時はボールポゼッションが高くなって、こっちの方がグダグダの試合になる。


ジレンマやね。





ところで



強敵との対戦ではいつもに増して輝きを放つ中田英。というか、他の選手が萎縮してるように見えるんだよな。福西や俊輔はボールを持つとミスが殆どだったし、高原や柳沢は背後からの大男達の圧力に怯える様にボールを離して、不正確なポストプレーに終始。高原の2点は見事だったけど、ここ数年の活躍ぶりを考えると、あれがマグレ当たりと思われても致し方ないだろう。

ま、要は本番で点を取れるか否かだけどさ。


あと懸念してる宮本のところは上手いことやってたと思う。宮本がひっぱり出されたりヘッドで競るような場面は殆どなく、坪井・中澤の両者がその辺を引き受けてた。



あとはジーコ


毎回毎回審判にいちゃもん言うのはやめれ。もうウンザリ。


そんなこと考えてる暇があったんなら



冷静に戦況を分析して2−0から追いつかれないような選手交代を考えろ。



以上