九州ダービー

鳥栖０−５福岡

九州ダービーに一つの歴史が生まれた。

今日の鳥栖のスタメン。

ＧＫ：赤星
ＤＦ：長谷川、田中、加藤、高地
ＭＦ：廣瀬、鉄戸、衛藤、石田
ＦＷ：蒲原、藤田

一方福岡。

ＧＫ：神山
ＤＦ：山形辰、宮本、川島、チェッコリ
ＭＦ：山形恭、布部、アレックス
ＦＷ：田中、林、久藤

開始序盤は激しいボールの奪い合い。こういうガチガチの展開を予想して岸野さんは鉄戸をスタメンにしたのかもな。それで後半の勝負ところでユン投入と。

ところが試合が拮抗したのはほんの数分のみ。

福岡の守備の良さ、全員のルーズボールへの寄せの早さ、的確なパス回しと個々の技術が鳥栖を圧倒。鳥栖のいい所は全く出なかったと言ってもいいだろう。

福岡は非常に守備が良かった。前線の３人がキッチリとワンサイドカットして、次にボールが行ったあたりでＳＢや布部＆山形が襲い掛かる。全員がサボらないし、集中しててコンディションも非常に良さそうだった。

攻撃では何度か美しいパスワークを披露し、新布陣の可能性を感じさせた。試合中に３−５−２、４−５−１、４−３−３とフォーメーションを変えることもできるようだし、負傷してる誠史、北斗が帰ってきたらまた面白くなるんじゃないか？

鳥栖は・・・もっと気合入れろ。ホームの開幕戦、ダービーで０−５だぞ。

最後に印象に残った選手を何人か。

まずＭＯＭは辰徳。攻撃に守備に大活躍。ビルドアップでは一発で左サイドに展開する素晴らしいパスを披露したり、オーバーラップで何度もチャンスを演出した。

布部。誰だ、コイツをＦＷで使ってたバカは。守備しかしなかった前任者とは違い、守備はもちろん攻撃でも大活躍。つなぎもソツなくこなした。

アレックス。彼の能力を考えるとまだまだだな。ただ労を惜しまないディフェンスは素晴らしかった。

林。２年前の九州ダービーだったか、巨体を活かしたポストプレーに驚いたが、その後は活躍できず。そして今日の活躍。彼のポストプレーを止められなかったのは鳥栖の敗因の一つだな。ＴＶ放送の解説者が話してたが、リティが監督になって林は７ｋｇ減量したらしい。自己管理ができないタイプだったのかもな。

チェッコリ。いかにもオーストラリアって感じの選手だｗ。キックはいいものを持ってるんだろうけど守備に不安を感じる。少なくとも今日の出来からはいい印象は受けなかった。