オシム、サウジ戦後記者会見

韓国戦って言われてもなぁ・・・。

オシムサウジアラビアに「おめでとう」と申し上げる。それはまず言っておかねばならない。同時に、日本の選手もよくやってくれた。負けたわけだが、試合の最後まで全力を出してくれた。
 残念ながら疲労が上回ってしまった。特にチームの重要な選手にそれが起こってしまった。疲労から集中力が失われたり、アイデアが出なかったり、それが残念。サウジアラビアは結果として勝ったわけだが、こちらは2回追いついて、3回追いつくことができなかった。
 今後、克服しないといけない課題もあるだろう。だが日本の力が劣っていたとは思わない。試合の内容からいえば、チャンスの数ははるかに多かった。ただし向こうの方が運があった。こちらの得点が決まらないうちに疲労がたまってしまった。つまり、効果的に(ゴールに)結び付けるプレーができていなかった。彼らは3回のチャンスを全部、得点に結び付けた。こちらの集中が途切れた時間帯に、それが起こった。そういう内容だった。向こうの(攻撃の)3人と、こっちのDFの3人の関係をスコアが表している。


オシムよ、サウジの監督が何と言ってるか知ってるか。「今まで我々の勝利を幸運と片付けてきた人達に答えを出せただろう」だと。幸運・不運で片付けれた内容か?だから「内容は良かった」はもういいって。


Q:日本は、スローなビルドアップだったのはなぜか?

オシム:スローなプレーにはそれなりの理由がある。最初の理由は疲労だ。もう一つの理由は、速いプレーを許されなかったこと。(サッカーは)相手なしで自由にできる競技ではない。確かにプレー全体がスローだった。中心選手が疲れからアイデアを欠いていた。つまり疲れていると、アイデアがわくのもスローになる。


疲れってのはしちゃいけない言い訳の一つだな。じゃあサウジは万全だったのか?アジア杯が暑さや不良なグラウンドコンディションのためにスローテンポになるのは毎回の事。中心選手に頼りすぎたチーム作りをしたって事ですか?


Q:克服しなければならない課題とは?

オシム:何を解決しないといけないか、話すと長くなる。それはわれわれのベストな部分を、さらによくしなければならないということだ。世界のサッカーに沿った発展をしないといけない。最もアイデアのある選手たちは、よりスピードがあり、より多く走ることができて、選手の全面的な能力を備えている。全面的とは、さまざまな役割を果たすことができるということ。つまり今の中心選手の中には、自分にはできない、あるいは苦手なポジションがあるということだ。誰とは名前を挙げないが、よく試合を見ていれば誰について話をしているか分かると思う。


やたら中心選手って言うなぁ。オシムにはそういうチームは作って欲しくないが。あと苦手なポジション云々って、ポリバレントだか何だか言って、スペシャリストを起用してないのはアンタだろ。


Q:1試合も失点ゼロに抑えられなかったのは、何が原因だったのか

オシム:どういうシーンで失点したかを分析しないといけない。もう一つ、われわれはリスクを冒してプレーしていたということだ。だからリスクを冒すということは、失点する確率が高いということだ。相手の2トップに対して、2人のストッパーで守備を長い時間続けたわけだ。そのリスクを冒すことで、もう一つ別のポジションでフリーになる選手が1人出てくる、という考え方だ。それがプレーメーカーだったり、素晴らしい選手だったりするわけだが、逆にリスク回避してリベロを置く、つまり3ストッパーを相手の2トップに付けるとするならば、中盤での数的優位を失われることになる。そのどちらを選ぶかだが、私は今のサッカーの信奉者である。その方が魅力的ではないだろうか。その方がオープンなゲームになるし、美しいフットボールになる。残念ながら、何かが伴わなかった。何が足りなかったかは、お分かりだろう。


あれ、オシムは「美しいフットボール」を好むの?前は違うこと言ってたような気がするが・・・覚えておこう。オシムの考えでは「美しいフットボール」をしたかったから点を取られてもしょうがないということだったわけやね。別にそれはいい。問題は結局攻撃でもリスクを犯さずオナニーパス回しに終始してたことだ。