ポルト×シャルケ


クアレスマノイアー。この二人の素晴らしい選手の魅力を堪能できた試合だった。




まずクアレスマ


解説の田中さんが試合中ラボーナしてる彼に「そんな余裕こいてる場合じゃないですけどね」なんて言ってたけど、的外れだな。だって左のインフロントよりも右のラボーナの方が精度はあるんだもん。90分過ぎの右アウトでのFKを見ても分かるとおり、常識は彼の右足に当てはまらない。


あと闘える選手になったって感じがする。前は軽いプレーが多く、曲芸師のような印象しかなかったが、簡単に倒れないフィジカルと気持ち、激しいチェイシングや強引にシュートに持っていくパワーが備わった。「俺がこのチームを引っ張るんだ」って気持ちがヒシヒシと伝わってくるよ。長年同じクラブにいるってのはこういうメリットがあるのかもな。




ノイアー


これまた田中さんが「運がいいだけかと思ってましたけど、いい選手ですね」なんてアホな事言ってたけど。


PK戦もさることながら、最大の見せ場は延長前半のクアレスマとの一対一。見ようによってはクアレスマが当てただけのようにも見えるかもしれないが、決して自分から倒れたり飛び込んだりせずに、クアレスマのシュートだけに素早く反応して足を出してる。まだ21だろ?末恐ろしいわ。彼に限らずドイツのGKってのはお手本のようなセービングするから見てて美しいね。




クアレスマ、もっと観たかったけどな。