日本×韓国
練習かガチンコか。実験か鍛錬か。
結局今回の日本代表の評価はこれによって大きく変わってくるんだが。
言いたい事が幾つか。
まず「今回の大会でボールが回せる事は確認できた」という論調について。
それは違うだろ。
引いてる相手にフィニッシュに結びつかないパス回しが出来るのは当たり前だろ？ボールを取りに来ないんだから。ボールを回せて何度も決定機を演出できたけど、ＦＷが決めきれなかったというなら話は別だが、今回のアジアカップでそういう評価はできなかった。
今回評価できる点があったとすれば「引いた相手のゴールをこじ開けられるか」とか「日本のＣＢがアジアレベルのＦＷを１対１で抑えられるか」いう点だった。まぁ皆さんご存知の通り、その結果は両方ともＮＯだったわけだが。
あと俺は世界を見据えた戦いをして欲しかったね。
２トップに対して２ＣＢなんて、Ｗ杯でやれるか？アジアでしか通用しない事をやる意味はないと思うんだが。
その点韓国は戦い方が一貫してて羨ましい。いつも同じ４−３−３。今回はちょっと選手のクオリティが低かったが、運動量とフィジカルと闘志を前面に押し出したサイド攻撃というのを、彼らはアジアでも世界でも迷うことなく行ってる。
彼らは「アジアカップだから４−４−２にするか？」なんて小賢しいまねはしない。彼らにしてみれば今回のアジアカップのメインテーマは、若手のスカウティングだったに違いない。イ・ドングはチョ・ジェジンに匹敵するかとか、キム・ジョンウはパク・チソンのバックアッパーになり得るかとか。ディフェンスも若い選手が多かったよね。
で、今回日本が得たものって・・・何？
