イタリア×ドイツ
これぞテポドン
追っかけ再生で観てたこの試合、途中から放送チャンネル変更に。
ギリギリリアルタイムに間に合ったから良かったものの、一番面白かった延長戦を危うく見損なうところだった。
イタリアが押されまくるかと思ったが、フタを開けてみれば支配率イタリア57%に対し、ドイツ43%。ドイツは何度かチャンスがあったものの、全体的にはイタリアが押してた試合だった。イタリアが最終ラインから丁寧に繋ぐシーンが何度もあって、意外だった。もっとロングボールを使ってくるかと思ったけど。
結果としては2−0で勝ったものの、イタリアはホントにわからない。今までの得点者がなんと10人。ドイツが5人、フランスが4人というのを考えても際立ってるのがわかる。要は頼れるエースがいなくて、日替わりでヒーローが生まれてるということ。確かに今大会のトニ、イアキンタ(俺はコイツを最初から認めてないんだが)、ジラ、アレックス、トッティ、みんな調子は良くない。それをピルロ(認めたくなかったけど、もはや認めざるを得ない存在になっちまったな、コイツは)やサイドバックの攻撃参加で補ってるわけやね。
ちょっと話はずれるが、一時枯渇したと言われたイタリアのディフェンスの選手層は今年持ち直したように思う。特にサイドバック。ザンブロッタは今更言うまでもない選手だが、グロッソやキエッリーニ、ザッカルド、パスクアルといった選手達の今年の成長は嬉しい。しかもどの選手も守備だけでなく、攻撃にも秀でた選手というのがいい。
あとは今年33歳のカンナヴァロと今年31歳のネスタの後継者だな。ガンベリーニ、バルザーリ、カニーニ、コーダあたりの成長を期待したい。カンナ弟、フェラーリ、レグロッタリエあたりはもうダメだな・・・。
一方ドイツはここに来てちょっと失速したような感が否めない。考えてみりゃ開幕から本当に快進撃といえる勝ちっぷりだったからなぁ。ヨタヨタと勝ち上がってきて調子を上げるフランスやイタリア式が出来れば・・・というのは結果論かな。
最近ドイツは内外から評価が良くなく、若手も育ってないという声が多かった。だが、今大会の活躍でベテランも若手も自信を取り戻すことが出来たんじゃないだろうか?あんまり活躍の機会はなかったが、ヤンセン、ハンケあたりもいい経験を積んだことだろう。
よく頑張った、ドイツ。