オレンジレンジ?

窪田晴男「W杯テーマ曲に映る日本」

(W杯テーマ曲のオレンジレンジの曲が、明白に技術的レベルが

低い曲で、各方面から批判を受けている問題について)

同じ音楽でメシ食う者の先輩として非常に切ない。

無論、彼らはプロなのだから(技術的に低レベルであるという)

受けねばならない批判は受けねばならないだろうが、

僕は彼らの不明より、むしろそれをスルーしてしまった

大人やプロの”まあいいか”の連鎖に強い憤りを覚える。………

その競技への理解や大会の歴史に対する尊敬がないアイデア

アイドルロックバンドで元気な曲、を、ズバリ幼稚な仕事と

再考を促す上司はいなかったのだろうか。

また製作の方にも、僕の気になる(技術レベルの低い)合唱部分

の音程を直そうと、もしサポーターの歌のように聞かせたいから

このままにしたいと言うなら、ベースを抜いて、この部分は前奏

にしてサビを新しく作ろうと、もっと言えば、サポーターの歌なら

本物をサンプリングしてそれを元に曲を作り直そうと、

創造的な助言をする大人は、彼らの側にいなかったのだろうか。

大人の仕事は、若者を励まし見守ることだと思う。

そしてダメなものとわからないものの差がわかるための修練と勉強を、

そしてそれを正せる勇気と愛情を持って始めて大人にしかできない

仕事、長とかプロデューサーをする資格が持てるのではないか。

サッカーはその国の国民性を表すというが、ジーコは体格と体力が

足りないといった。僕はそれより(年長者の)責任感と愛情が

足りないのではないかと思っている。中田の抜けた穴よりも

大きな穴が、この国にはあいている。

窪田晴男朝日新聞7/21夕刊より)


よくぞ言った




アホな若い女子供以外、多分誰もが思ってた事だと思うが、あれはヒドイ。


特に窪田氏も書いてる歌い出しの


「ナーナナッ、ナッナッナッナー、ナナナナーナナッナッナー」


つうあの部分。


何アレ?


マジ子供の学芸会レベルだろ、あれは。


思えばNHKのW杯テーマソングってろくな曲がないもんな。94年のテーマソングもヒドかった。


でもそんなヒドイ曲作る奴らが日本じゃ売れてるんだもんな。仕方ないか・・・。